Canada留学しています
こんにちは。
2ヶ月ぶりくらいの投稿になります。
ほとんど備忘録として書いているので、それがだれかのためになったらそれはそれでよし。笑
さて今、私はカナダのトロントにいます。トロントに来てちょうど一週間が経ちました。語学学校に通っているので、医療とはほとんど関係ありません。
さて、始めていきましょう。
[:contents]どうやって行ったの?
[:contents]どうやって学校を選んだの?(次回)
[:contents]留学して困ったことは?(次々回)
- どうやって行ったの?(渡航方法、選び方など)
私は千葉に住んでいたので、 成田空港→シカゴ→トロントとなりました。
留学スタートが2017年12月9日なのですが、チケットをとったのは2017年10月22日でした。
チケット購入は確か、
・トラベルコちゃん
・Sky scanner
あたりで調べて、出て来た方法を航空会社のHPでもう一回調べていました。
(航空会社のHPで調べた方が安かったりするため)
結局、アメリカン航空のシカゴ経由で行きました。(その方がトランジット時間がちょうどよかった。安いし。笑)
ちなみに、往復で10万円くらい。Air Canadaは評判も良く、直通(トランジットなし)なのが魅力なのですが、なにせ高い。20万円くらいはしていました。
私は、
・できるだけ安く
・トランジットは1回
・航空会社はそこそこ評判がいい
この3条件で選んだところ、アメリカン航空に落ち着きました。
その時に外れた条件として、
・Air Canada→高い
・中国東方航空→心配になるくらい安い。ただ、経由地が北京?などの中国経由、あまり評判よくない(機内が中国人だらけでうるさい、など)
さて、チケット取って、実際にトロント空港(ピアソン国際空港)に着くまでで困ったこと。
- ①成田空港にて座席確保をするものの表示がわかりづらい。(有料の席に誘導されそうになる)
- トランジットで間に合うか不安(乗り換え時間が出発時間を含めても90分しかない:航空会社の推奨時間は85分。)
- ピアソン空港で入国審査で弾かれ、別室に移動させられる
- (飛行機搭乗中に急病人発生し、機内の医療関係者で患者を診る)
1.はチケット購入の場所でグランドスタッフがいるので聞けばOK。
流れとしては、成田→シカゴの席を確保したら、勝手にシカゴ→トロントの席も確保されています。
表示は「選んでください」となっていますが、最初の席さえ確保すればあとはCAさんとかがやってくれます。不安なことは聞く!
※行ったら搭乗時間が早まっているという暴挙。(連絡なんてない)笑
2.は本当に焦る。こちらの記事がとても参考になりました。
実際やってみたら、estaの申請が自動化して来ているため、結構楽。
ただ、その案内は英語が聞き取れないと少し難しいかも。
到着間際にCAさんに確認するのが安全策。
もしくは周りにいる日本人に助けを求めるのもいいかもしれません。
実際、入国審査(トランジットだけ)、荷物のピックアップ、空港間移動を含めても40分くらいで終わりました。
ですので、トランジットの時間がギリギリだけど大丈夫かなぁ・・・と思っているかたは少し安心してもいいかもしれません。
ちなみに、Terminal移動をするのですが、表示がわかりやすいから大丈夫。
3.はまさかのことでした。おそらく、これって私の申請ミス。
観光ビザでの語学留学だったのですが、機械での申請時に間違えて「留学」を押してしまった+滞在日数が170日前後だったのに、180日って押してしまった。機械は日本語対応しているのに恥ずかしい・・・。
そのため、別室でさらに調査されました。 ただ、問題はなく、滞在日数の確認、帰りのチケットの所持を確認したらそのまま入れましたよ。
4.はまたかって感じでした。以前、アメリカに行った時にも同じことに出くわしました。意識消失と胸痛を併発していましたね。
※以前に胸痛+意識消失や半身の麻痺を感じた事のある方は、病院で一度精密検査をしてもらった方がいいです。
→飛行機の上だとしっかりした処置や治療はできません。その方はそのようなことを5、6回経験していたそうです。(医者には行ったとは行っていましたが、精密検査をしたかは不明)
色々ありましたが、そこそこうまく行ったのかな、と思ってます。
次回以降は留学の学校についてなどをお伝えしたいと思ってます。
それではお読みいただき、ありがとうございました。
整形外科医の限界
こんばんは。本日もお読みいただき、ありがとうございます。
本日は、「整形外科医の限界」についてです。
以前、「腰部脊柱管狭窄症で重症だから手術をしましょう」という記事を書きました。
これに関連するものです。
まだ読んでいない、という方はこちらからどうぞ。
さて、整形外科医がいるクリニックでリハビリを担当してきた経験で言えることは、
「自分の領域で治したがる」ということです。
これは整形外科医もリハビリスタッフも一緒。
あっちはあっち、こっちはこっち。同じフロアにいながら、協力体制はあまり築けていないところが多いのではないでしょうか。
未だに、医者絶対主義のところもありそうですね。(時代遅れ、という他ありません。)
ただ、こうなるにも理由があると思います。
・あくまでリハビリは医者の指示の元でしか動けないから
・治したいのは責任感が強いから
・自分の治療に自信があるから
・リハビリスタッフの質が落ちているから(信用されていない)
今考えただけでもこれだけ。最後のものについては嘆かわしい・・・としか言えない。。。
ただし、嘆いていてもしようがありません。なぜ独立して動いてしまうのか、については「相手の領域を知らないから」と言えるでしょう。
(私の思うリハビリに限った)整形外科医にできること
・病気の診断
・投薬
・注射療法
・コルセット等の装具の処方
・手術
・リハビリ処方
医者は唯一、患者さんの体の中に直接影響を出せます。注射とか薬などです。手術は最たるものですね。
リハビリはそれができません。それぞれの強みがあるんです。(←ここ重要。)
運動のことをよく知らないから、注射や薬に頼る。それはしょうがないんです。
リハビリ職としては整形外科医に限らず、医者に「こんなことができるんです!」と知ってもらうのが先でしょうか。
「すぐに手術をしましょう」の間違いとしては、リハビリをしない中で体の中を直接いじるのはどうなのか、ということなんです。
患者さんも、すぐに手術を望んでいるなら別ですが、大体の方が後悔されます。
だって痛いんですもの。(その割に効果が薄い、という意味も含まれている気がします)
相手の限界、ひいては得意不得意を把握することが大切。それで、相手の得意分野の方が適切であればお願いすればいいだけの話。これだけ。
まあこれができないのが、「(一部の)お医者様」や「(一部の)主任などの管理者」、「(頭の硬い)先輩」という人種なのでしょうか。
スタッフ同士が協力できる体制や気持ちが生まれればほとんどのことが改善されると思うのですが・・・。まあ長い目で見る必要がありそうですね。
本日はここまで。お読みいただきありがとうございました。
「腰部脊柱管狭窄症で重症だから手術をしましょう」は間違い
こんばんは。お読みいただき、ありがとうございます。
今日のお話は、私が一番お話したいこと。
脊椎の専門病院にしばらく在籍した経験から、「脊柱管狭窄症」についてお話したいと思います。
さて、最近だと健康番組で「腰部脊柱管狭窄症」という言葉も一般的になってきました。
腰が痛くて病院に受診→腰部脊柱管狭窄症
この流れが一般的です。
さて、この脊柱管狭窄症、どのようなもので診断がついているのでしょう。
一般的にはMRIで腰部の水平断を撮影→脊柱管内の神経の絞扼を判断
これが一般的です。ただし、ここに落とし穴。
脊柱管の狭窄度合い≠症状の重さ
しかも、MRIの画像に至っては、「少しでも神経が押されていれば脊柱管狭窄症」となり得ます。だって病名自体が「脊柱管」が「狭窄」しているんですもの。少しでも狭窄していればいいんです。あくまで診断名ですから。
さて、脊柱管狭窄症の場合、「腰痛」だけの場合はほぼ脊柱管の問題はないと思われます。
だって、神経分布的に腰の脊柱管が詰まったことで腰痛になんてなりませんもの。
(詳しく知りたいかたは「ブルンストローム 感覚 分布」などで調べていただくといいと思われます。)
それではどうすればいいのか。
詳しくはまたブログに書かせていただきますが、私は脊柱管狭窄症の捉え方としては以下の基準で考えています。
・下肢の神経症状(痺れや感覚の鈍さ・過敏さ)を伴う
・少し歩くと足が上がりづらくなり、10分以上歩けない
・5分以上立っていられない
・(必ずしも腰痛を伴わない)
気付くとしたらこの4つでしょうか。
色々と専門的にはあるのでしょうが、専門分野でも腰痛や脊柱管狭窄症の捉え方は詳細に解明されていない・・・というか様々な要素が絡み合いすぎて明確に区分できない、という現状だと思います。もちろん論文レベルに落とし込むことは難しいでしょう。(非特異的腰痛が85%ということもありますし。)
脊柱管狭窄症についてはシリーズでやっていく予定です。
療法士の腰痛についての捉え方もそうですが、患者さんとして悩まれている方にも理解していただけると治療の手助けになるんじゃないかな、と考えております。
今日のところはこの辺で。
お読みいただき、ありがとうございました。
「できるだけ毎日リハビリにはきてください」の罠
こんにちは。今日もお読みいただき、ありがとうございます。
今回の記事は療法士だけではなく、患者さんや一般の方にも頭に入れておいていただきたいことです。
リハビリで通われている方は「できるだけ毎日きてください」と言われたことはありませんか?医療者(特に医者)から言われると、そうなんだな。と思っちゃいますよね。
ただ、これって何のために言っているのでしょうか。
私個人の見解だと、純粋に「お金が稼げるから」だと思っています。
(もちろん、急性期の傷や検査などは別ですよ。チェックしないといけないものもありますからね。)
療法士って大概が真面目なので、自分で患者さんを治したい!と思っている方が多いんですよね。間違ったことではないのですが、行き過ぎることをよく目にします。
私自身、後輩指導などを行なっていた時にはよくこの質問をしていました。有名なやつです。
「あなたは釣りの名人です。目の前に無人島に住み、空腹に悩まされている一人の人がいます。あなたは1日だけその無人島に行き、その人を助けることができます。あなたは何をしてあげますか?」
答えは色々です。その人の価値観によって違います。
私が最善だと思う答えとしては、「釣りのやり方は教える。」です。
私が手を貸せる時間は限られており、長期的にフォローすることはできない。
→目先の利益よりも、長期的な利益を提供できることが必要。と考えます。
リハビリに毎日来てもらうことはありがたいです。時間とお金を私に投資してくれています。しかし、自分でケアをできるようにならないと根本的なところは解決しません。
療法士は患者さんに最小の時間と最小の金銭で治療を提供していくことが必要なのではないでしょうか。
お金稼ぎだけをするのであれば、その場だけ良くなって、家に帰ったらぶり返す、といった治療を選択すればいいのですから。(これを意図的にする人はいないと信じたい。)
さて、それではどうすればいいのか。簡単です。
家で行えることを考え、それを伝える
これだけ。
できれば自主練習だけではなく、不適切な習慣(食生活やコミュニケーションなど)に踏み込めるとよりいいと思います。
今回はこれにて。お読みいただきありがとうございました。
○○してください、○○しなさい、の弊害
こんにちは。お読みいただきありがとうございます。
今回は日常でも使いがちな、「○○しなさい」という指示の仕方。
最初に言っておきますが、これ、かなり危険です。
なんで危険かは、少し考えてみてください。
・・・
・・・
色々とあると思います。私が思うのは、3つ。
・単純に「うるさい、煩わしい」
・責任の所在はあなた ということ。
・人間関係崩れるよ
患者さんと療法士の例を取りましょう。
療法士Aが患者さんBに自主練習の指示を出します。
A「これとこれとこれを家で100回ずつやってきて。」
・・・数日後、
B「この前指示されたものを全部、回数分やったら膝が痛くなったんだ。どうしてくれるんだ。(怒)」
よくあると思います。私も実際ありました。
ここで考えなきゃいけないことは色々とあると思います。
一番に考えやすいのは「Bさんのやり方はあってたのか。」
ただ、いきなりこれを調べると、患者さんは聞く耳を持ちません。すでに怒っているし。
まず考えて欲しいのは、自主練習の内容ではなく、
「自主練習をやる気持ちにあったのか」ということ。
昔、親に宿題やりなさい!と言われてやる気をなくした方はいませんか?
そう、あれです。
先程の患者さんの例に戻ると、
「自主練習を○回やりなさい」ではなく、
「自主練習はできそう?」「何回できそう?」と聞いてみてはどうでしょうか。
そもそも気持ちが無かったら言ってもお互いのストレスにしかなりません。
相手のことは相手のことがよく知っています。
周りの人達ができるのは情報を与えて、行動するきっかけを与えるだけ。
選択理論心理学に近いものなのかな。これができればストレスの少ない、自発的な社会が生まれると思います。
人間関係でお困りのかたは今回の○○しなさい!口調になっていませんか。
少し気をつけるだけで周りの反応も違ってくると思いますよ。
それでは失礼します。
患者さんのことを一番知っているのは、誰?
こんにちは。
お越しいただいてありがとうございます。
さて、医療従事者目線での記事です。
患者さんのことを一番知っているのは誰でしょう?
回診している医者?
日中一緒にいる看護師さん?
身の回りのお世話をしてくださってるヘルパーさん?
家族構成や既往歴などと身体機能、予後予測などを統合して考えているリハビリスタッフ?
入退院調整をしているソーシャルワーカーさん?
…(まだまだ関係職種はありますがこの辺で割愛します)
いやいや、患者さん自身ですよ。
俺のほうが知ってる!という方はものすごくよく見ている方なのでしょう。もしくはものすごく質問がうまいか。
(ただ、エゴの可能性もあるので注意です。)
ただ、上の職種の方々も得意分野と不得意分野があります。そこを考慮して動くことで「チーム医療」が成り立つんです。
詳しいことはまた後日。
患者さん自身は何に詳しいのでしょう。
「一人称視点の状態把握」だと思っています。
ただ、これには弱点があります。
「自分が全て」だと思っている方がいること。
このような方は「こうだからこうしてください」ではうまくいきません。
あくまで周りができるのは「気づきを与える」こと。情報提供をするだけなんです。
運動がキツイという方はキツイのでしょう。
こちらは、「そのままだと筋肉がつかないので、痛みが増す可能性がある」「キツイのはなんででしょう?」などと考えるキッカケを与える。
それぞれ職種によって見る切り口が違うので、それぞれの話ができると思います。
少し話か散らかりましたが、まとめると
・患者さんは自分のことをよく知っている
・周りは自分の分野での気づきを与えるだけ
ということ。
コーチングの視点に近いのでしょうか。これについてはいろいろとご意見があると思いますので、皆様のご意見をお待ちしております。
ADLが上がらないのは治療が間違っているんじゃない
昨日は少し長くなりましたが、「安静度」について素直に思ったことを書きました。
読んでらっしゃらない方はこちらから。
さて今回はその安静度、というかADLが上がらない・定着しないことについてフォーカスします。
人間の可塑性としてですが、急性期〜回復期では患者さんはものすごく回復する傾向にあります。
どの方策を取っても状態としては回復に向かうと思います。(その効果によって回復の度合いが違うだけ)
その中で、療法士さんたちは介入時間の治療にばかり気を取られすぎな気がします。
<治療時間以外はどう過ごされているか>
これが重要になります。
単純な計算でいうと、睡眠時間8時間、食事30分×3回(1.5時間)を除外したとしても、
治療時間:3単位分で1時間
その他の時間:13.5時間
この13.5時間の自主練習や活動度合いを上げた方が効果が高いと思いませんか?
概ね、入院中の患者さんはこの時間をベッドの上で過ごしているか、談話室でお話ししているかの「休みの時間」として捉えています。
実はそっちの方が「リハビリ」だったりするんですよね。
療法士としては「俺が、私が治すんだ!」という志の高い方が多いと思います。
しかし、介入時間以外のことの方が圧倒的に長いんです。入院中も、今後の人生も。
そこの意識の持ち方を変えるだけで治療の効果はグンと上がるように思います。
ぜひ、試してみてはいかがでしょうか。