腰痛と戦うってなんなのだ

腰痛などの医療関係のお話はもちろん、人間関係や組織づくりについて考察していこうかと思います。 ケータイ、格安SIM、PC関連のお話も大好き! これからは海外へもいくので、そのあたりのお話もできれば嬉しい!

整形外科医の限界

こんばんは。本日もお読みいただき、ありがとうございます。

 

本日は、「整形外科医の限界」についてです。

以前、「腰部脊柱管狭窄症で重症だから手術をしましょう」という記事を書きました。

これに関連するものです。

 まだ読んでいない、という方はこちらからどうぞ。

masa-reha.hatenablog.com

 

 

さて、整形外科医がいるクリニックでリハビリを担当してきた経験で言えることは、

「自分の領域で治したがる」ということです。

これは整形外科医もリハビリスタッフも一緒。

あっちはあっち、こっちはこっち。同じフロアにいながら、協力体制はあまり築けていないところが多いのではないでしょうか。

未だに、医者絶対主義のところもありそうですね。(時代遅れ、という他ありません。)

ただ、こうなるにも理由があると思います。

・あくまでリハビリは医者の指示の元でしか動けないから

・治したいのは責任感が強いから

・自分の治療に自信があるから

・リハビリスタッフの質が落ちているから(信用されていない)

 

今考えただけでもこれだけ。最後のものについては嘆かわしい・・・としか言えない。。。

 

ただし、嘆いていてもしようがありません。なぜ独立して動いてしまうのか、については「相手の領域を知らないから」と言えるでしょう。

 

(私の思うリハビリに限った)整形外科医にできること

・病気の診断

・投薬

・注射療法

・コルセット等の装具の処方

・手術

・リハビリ処方

 

医者は唯一、患者さんの体の中に直接影響を出せます。注射とか薬などです。手術は最たるものですね。

リハビリはそれができません。それぞれの強みがあるんです。(←ここ重要。)

 

運動のことをよく知らないから、注射や薬に頼る。それはしょうがないんです。

リハビリ職としては整形外科医に限らず、医者に「こんなことができるんです!」と知ってもらうのが先でしょうか。

 

 

「すぐに手術をしましょう」の間違いとしては、リハビリをしない中で体の中を直接いじるのはどうなのか、ということなんです。

 

患者さんも、すぐに手術を望んでいるなら別ですが、大体の方が後悔されます。

だって痛いんですもの。(その割に効果が薄い、という意味も含まれている気がします)

 

相手の限界、ひいては得意不得意を把握することが大切。それで、相手の得意分野の方が適切であればお願いすればいいだけの話。これだけ。

 

まあこれができないのが、「(一部の)お医者様」や「(一部の)主任などの管理者」、「(頭の硬い)先輩」という人種なのでしょうか。

 

スタッフ同士が協力できる体制や気持ちが生まれればほとんどのことが改善されると思うのですが・・・。まあ長い目で見る必要がありそうですね。

 

本日はここまで。お読みいただきありがとうございました。

 

masa