腰痛と戦うってなんなのだ

腰痛などの医療関係のお話はもちろん、人間関係や組織づくりについて考察していこうかと思います。 ケータイ、格安SIM、PC関連のお話も大好き! これからは海外へもいくので、そのあたりのお話もできれば嬉しい!

「できるだけ毎日リハビリにはきてください」の罠

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こんにちは。今日もお読みいただき、ありがとうございます。

 

今回の記事は療法士だけではなく、患者さんや一般の方にも頭に入れておいていただきたいことです。

 

リハビリで通われている方は「できるだけ毎日きてください」と言われたことはありませんか?医療者(特に医者)から言われると、そうなんだな。と思っちゃいますよね。

 

ただ、これって何のために言っているのでしょうか。

私個人の見解だと、純粋に「お金が稼げるから」だと思っています。

(もちろん、急性期の傷や検査などは別ですよ。チェックしないといけないものもありますからね。)

 

療法士って大概が真面目なので、自分で患者さんを治したい!と思っている方が多いんですよね。間違ったことではないのですが、行き過ぎることをよく目にします。

 

私自身、後輩指導などを行なっていた時にはよくこの質問をしていました。有名なやつです。

 

「あなたは釣りの名人です。目の前に無人島に住み、空腹に悩まされている一人の人がいます。あなたは1日だけその無人島に行き、その人を助けることができます。あなたは何をしてあげますか?」

 

答えは色々です。その人の価値観によって違います。

 

私が最善だと思う答えとしては、「釣りのやり方は教える。」です。

 

私が手を貸せる時間は限られており、長期的にフォローすることはできない。

→目先の利益よりも、長期的な利益を提供できることが必要。と考えます。

 

リハビリに毎日来てもらうことはありがたいです。時間とお金を私に投資してくれています。しかし、自分でケアをできるようにならないと根本的なところは解決しません。

 

療法士は患者さんに最小の時間と最小の金銭で治療を提供していくことが必要なのではないでしょうか。

お金稼ぎだけをするのであれば、その場だけ良くなって、家に帰ったらぶり返す、といった治療を選択すればいいのですから。(これを意図的にする人はいないと信じたい。)

 

さて、それではどうすればいいのか。簡単です。

 

家で行えることを考え、それを伝える

 

これだけ。

 

できれば自主練習だけではなく、不適切な習慣(食生活やコミュニケーションなど)に踏み込めるとよりいいと思います。

 

今回はこれにて。お読みいただきありがとうございました。

 

 

masa