○○してください、○○しなさい、の弊害
こんにちは。お読みいただきありがとうございます。
今回は日常でも使いがちな、「○○しなさい」という指示の仕方。
最初に言っておきますが、これ、かなり危険です。
なんで危険かは、少し考えてみてください。
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色々とあると思います。私が思うのは、3つ。
・単純に「うるさい、煩わしい」
・責任の所在はあなた ということ。
・人間関係崩れるよ
患者さんと療法士の例を取りましょう。
療法士Aが患者さんBに自主練習の指示を出します。
A「これとこれとこれを家で100回ずつやってきて。」
・・・数日後、
B「この前指示されたものを全部、回数分やったら膝が痛くなったんだ。どうしてくれるんだ。(怒)」
よくあると思います。私も実際ありました。
ここで考えなきゃいけないことは色々とあると思います。
一番に考えやすいのは「Bさんのやり方はあってたのか。」
ただ、いきなりこれを調べると、患者さんは聞く耳を持ちません。すでに怒っているし。
まず考えて欲しいのは、自主練習の内容ではなく、
「自主練習をやる気持ちにあったのか」ということ。
昔、親に宿題やりなさい!と言われてやる気をなくした方はいませんか?
そう、あれです。
先程の患者さんの例に戻ると、
「自主練習を○回やりなさい」ではなく、
「自主練習はできそう?」「何回できそう?」と聞いてみてはどうでしょうか。
そもそも気持ちが無かったら言ってもお互いのストレスにしかなりません。
相手のことは相手のことがよく知っています。
周りの人達ができるのは情報を与えて、行動するきっかけを与えるだけ。
選択理論心理学に近いものなのかな。これができればストレスの少ない、自発的な社会が生まれると思います。
人間関係でお困りのかたは今回の○○しなさい!口調になっていませんか。
少し気をつけるだけで周りの反応も違ってくると思いますよ。
それでは失礼します。